Warwick MBA by Distance Learning修学日記

英国University of Warwick(ウォーリック大学)の経営大学院Warwick Business School MBA by Distance Learning コースについて、勉強の日々を綴ります。

Operation Management(OM)

Quality Control

品質を維持するためにはコストがかかる。しばしば、どうしたらイノベーティブな商品が作れるか、どう営業を展開するべきかに気を取られすぎて、既存の商品・サービスの品質については、一度創ったものだからと言っておざなりにしてしまうこともあるが、実はこれは多大なコストを生み出す要因ともなる。一説では、すべての不具合やエラーを完全にとることができれば、30%のコストを削減できるということらしい。


このQuality costには4種類あって、Prevention CostAppraisal CostInternal CostExternal Costだ。Prevention Costは不具合の発生を防ぐためのコストで、Appraisal Costは、品質レベルをチェックするコスト、Internal Costは廃棄ロスや修理コスト、External Costは、不良品による顧客の喪失や評判の悪化などだ。

こういったコストは放っておくと膨大になる。

最近の例だと、マクドナルドかな。チキンナゲットの品質問題が発生したおかげで、売上の落ち込みが激しい。この売上の落ち込み分も品質不良に係るコストだ。もし最初から消費期限の過ぎた鶏肉を使わせない管理体制をしっかりと気付いておけば、この甚大な被害は防げた。そういう点では、Preventionに最も精力をささげれば、必然的に他のコストも低減できるということだ。

 

5S

オペレーションマネジメントの5Sといえば、以前のブログでも書いたとおり、整理、整頓、清潔、清掃、躾の日本語の5つの頭文字を取ったものだ。少なくとも、日本ではそう習う。


今回、Warwickでも5Sがちらっと出てきたのだけど、その5Sの説明が、SortSimplify, SweepStandardizeSustain5Sってなっていた。ほかにもいくつか微妙に違う言い方のバージョンがあるけど、どれも英語になっている。英語を直訳すると、まあ大体日本の5Sを同じようなものかと思うんだけど、これは日本語だから意味があると思っていた。そもそもオペレーションマネジメントは日本の得意分野だし、授業でもトヨタ生産方式をレッスン1回分使って勉強するほどだ。また日本語の5Sは日本人のきれい好きという特質や、日本という国が清潔だというイメージにつながるところでもあるので、この5Sはぜひ日本語で世界に広めたいところだ。KaizenKanbanはちゃんと日本語なのに、5Sが英語なのは納得がいかない。でも、もしかして5Sは海外はオリジナルで、実は日本語は後から訳しただけってことはないよね??そうだとすると、今までが単なる井の中の蛙ってことになっちゃうけど。

Lean Synchronization

Lean Synchronizationは、ライブセッションでは先日ならったばかりだ。これは、主に日本起源の生産方式だけど、これを一言で表すのはなかなか難しい。在庫をなくすとか、継続的な改善活動っていうのも一部だけど、それだけで表すと誤解を招きそうだ。あえて一言で言うと、「無駄をなくし、価値を生む活動だけを行う方式」ってことかもしれない。

でも価値っていうのは人によって違う。ここでいう価値は顧客志向の原則に帰って、顧客が望む価値ってことになるけど、それも顧客によって違う。そうすると顧客ごとにその顧客が望む最適な価値を提供するってことになるけど、こうなると低コストでそれを実行することは難しくなる。低コストを望むなら一括で均一的なものを大量生産することが効率的だからだ。でもLean SynchronizationとかJustin Timeの肝は、低コストの実現でもある。必要な時に必要なものを必要な場所に低コストで届けることがその方式の目的でもある。

この、実は相反する命題を実現しなければいけないからLean Synchronizationは難しいのだろう。トヨタ生産方式をまねしようとしてどうもうまくできないと嘆く経営者は結構多いと聞く。ここでの肝は全従業員の積極的な関与だろう。このシステムはやはり、カイゼンが重要だけど、それが企業文化というレベルまで浸透して初めて継続的な改善が実効的になるし、上司も聞く耳を持つ。相反する目的を達成する必要があるのだから、徹底的に無駄をそぎ落として筋肉質な会社にする必要がある。そのための全従業員の関与がモチベーションを維持するためにも必要なんだと思う。

OM2回目の課題提出

OMの詳細なフィードバックがもらえる2回目の課題を提出した。OMの今回の課題は、最終試験と同じ形式ということで、手書きでの提出。手書きは本当に厳しい。テスト形式で一間当たり1時間で望め、という指示だったけど、まったく時間内に収まらず。というか試験問題を見て手が止まってしまった。何から書いていいかわからないという。。。「この間題には、このフレームワークでこのパターン、具体例は自分の引き出しからこの例を出して書いていこう」と問題を読んで持舜間的に閃かないと試験は厳しいと思う。もっと準備が必要だ。


ということで今回は、問題を読んだ後、またテキストを読み返して、こういう風な感じで書くのかなって確認したのち、少しずつ取りかかるという全くテスト形式でないスタイルで課題を完成。4間中2間回答しなさいという課題だったので(本番は3間)、一番書きやすそうなのを選んで回答。とはいうものの、どれも書きやすいと感じる問題はなく、特に2間目は本当にこういう回答でいいのかさえ、自信なし。迷いながら書いたので時も相当汚く読んでくれるかも不安なところ。でも本番でも字の汚さは今回くらいだろうと思うで、これで出してみる。これで読めないといわれるとますます本番厳しい。


いろいろフィードバックがほしいので、これで今回は出してみる。僕にとってやはり OMは相当難しい。試験対策は相当必要だ。

Material Requirements Planning(MRP)

Material Requirements PlanningMRP)は中小企業診断士の試験でもちょっとだけならって、以前のブログでも触りだけ紹介していた。その時はそんなものもあるのかという程度で、概念だけを知ったのだけど、MBAではMRPについて、結構詳しく掘り下げて学ぶことになる。


適切な在庫管理には様々な方法があって、単純に定量発注したり、定期発注するものから、Two-bin systemABC分析と高度化していって、さらに精緻な管理手法としてMRPがある。


概念としては現在の在庫の量とか、需要予測とか、リードタイムとかを入力すると、最適な発注量をアウトプットしてくれるコンピューターシステムってことなんだけど、問題は、精緻なアウトプットが出る代わりに、精緻なインプットをしないと意味がないってことだ。入力する数値が間違っていると、それが何倍にも増幅されて間違ったアウトプットになってしまう。そうするとこれはなかなか管理が難しい。まず全従業員にこのインプットの正確性の重要さを認識させないといけない。僕も今仕事で案件をシステムでの管理をしていて、入力するのは全世界のフロントスタッフなのだけど、情報の正確性の重要さを出張のたびに解いて回っていても、定着するのは至難の業だ。さらには業務フローをMRPに合わせなければならないとかなってくるとますます混乱する。


効率化イコールITの活用ってなりがちだけど、ここは実際のオペレーションマネジメントまでセットで考えないと高い無駄遣いどころかネガティブなインパクトを残す結果になりかねない。

 

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