Warwick MBA by Distance Learning修学日記

英国University of Warwick(ウォーリック大学)の経営大学院Warwick Business School MBA by Distance Learning コースについて、勉強の日々を綴ります。

Economics of Business Environment (EBE)

OBとEBEの結果

OBEBEの最終アセスメントの結果についても帰ってきた。


OB
については平均点も開示されていて、僕は平均点をやや上回って無事合格。教授のフィードバックでは、僕が参加している20141月入学クラスは、過去と比べて平均点が結構高かったらしく、教授としてもご満悦らしい。確かに過去数年の平均点も開示されたのだけど、低い年では、僕のクラスよりも10点近く低い平均点のときもある。そんな平均点の高いクラスで平均点を上回ったのだからこれは満足していいのだろう。上を見ればきりはないのだけど、自分より優秀な人間がたくさんいる環境でディスカッションを通じた勉強ができて幸せだということだ。


EBE
については、最終アセスメントは自分でもびっくりするぐらい、かなり良かった。これまたクラスの平均点もかなり高めだったけど、僕の点数は結構な上位ではないかな。EBEは僕が有名になってしまった科目なので、面目躍如でほっとしているというのが感想。中間アセスメントがそれほどよくなかったけど、それを吹き飛ばして総合成績も十分に上位に位置している。これは素晴らしい。


そんなわけで今日から1週間夏休みに入ります。夏休み前に無事1学期の合格を確認できて、しかも想像を超えていい結果だったので、晴れ晴れと休みを満喫できそうだ。MBAをやっていると休みなんかないんじゃないのと思われるかもしれないけど、そんなことはない。特にディスタンスラーニングでは自分で時間管理をして時間を作ることも求められているのだ。ちなみに夏休みはどこに行こうかいろいろ考えたけど、今回は、地元の湘南を満喫することにしました。お泊りはなしで、近場でエンジョイします。

 

論文の提出

OBEBEの論文を提出しました!これでFirst Semesterはすべて終了。あとは結果が帰ってくるのを待つばかり。4週間程度かかるらしい。さらに厳密にいうと、イギリス式のグレードは、Committeeの承認が必要らしく、11月に開かれるCommitteeで承認を受けるまでは仮のグレードということになるらしい。まあ、ここでひっくり返されることはめったにないらしいけど、ギリギリでパスした人はずっと落ち着かない日々を過ごすことになる。


僕の手ごたえはというと、なんとかパスできるレベルまでは持って行ったのではないか、という感じかな。大学院の単位は資格試験と違って成績がつくので、Distinctionがほしいとなると際限なく頑張るってことに陥りがちだけど、幸か不幸か、僕は全く手が届いていないので、そのプレッシャーがないのは気楽。学力的もそうだし、そもそも英語力で無理。特にOBは論文の構成力、英語の適切性まで厳密に求められるので、非常に厳しい結果が待っているだろう。でもまあ、この程度あればパスできるかなって思ったらそこで終了しちゃえるから、高みを目指している人よりは気楽だ。割り切りが肝心だ。


論文は、それぞれ締切の1日前に出した。ギリギリまで粘ろうという根気もないし、粘っても、その日寝て会社に行ったら実質5時間くらいしか追加できない。それで提出当日にPCが壊れていたら新しく買いに行く時間もないし、リスクが大きい。安全な方、というか楽な方かも、に重点を置いてみました。なんとか単位ください!

なぜカフェは同じ場所に立つのか

タリーズを探したかったらスターバックスを探せばいい、その横にタリーズがある、って話を聞いたことがある。タリーズじゃなくてはかのカフェだったかもしれないけど。ちょつと記憶があいまい。具体的な名前はともかく、同じ業種のお店がなぜ近くに集まるのかについては、ゲーム理論で説明できる、という話をEBEの講義の中で聞いた。


たとえば、公園でアイスクリームを売りたい人が二人いたとする。最初は公園を二つに分けて半分ずつのテリトリでそれぞれその真ん中に店を構えるのが合理的に思える。しかしどちらもより多く売りたいので、抜け駆けして少しずつ全体のパイをとれるよう場所を動かしていく。そういった試行錯誤を繰り返すと結局公園の真ん中に2つのアイスクリーム屋が並んでいるのがそれぞれにとってのナッシュ均衡になっているということだ。相手が最初の約束を守っている場合は、自分が抜け駆けするほうが利益を得られるし、相手が抜け駆けするなら黙ってみているほうが損をする。つまり相手の行動にかかわらず、自分は抜け駆けするほうが望ましい。このナッシュ均衡はもちろん客にとってはありがたくない場合もある。公園の端にいる客は真ん中までわざわざ足を運ばないといけなくなるからだ。


また、ナッシュ均衡が当事者同士にとっても望ましくない場合すらある。ビジネスマネージャとしては自分の行動をあらかじめコミットしておくとか、そういったケースでいかに望ましくないナッシュ均衡を避ける手段を講じるかが重要になる。ゲーム理論はおもしろい。MBAが開始するまでは想定していなかったけど、こういった分野をもっと勉強できる選択科目を来年は取ろうかな。

 

Price Discrimination

価格は需要と供給で決まる。グラフで見ても需要曲線と供給曲線の交点が価格とアウトプットを決定する。しかしグラブをよく見ると、需要曲線は右肩下がりであり、決定された価格よりも高い価格でも需要は存在している。この価格よりもたかい需要曲線に囲まれたエリアが消費者余剰と呼ばれるもので、要するに、もっと高い価格で買うつもりだったのにやすく変えてラッキーと思っているグループだ。企業の側としては消費者がもっと高くてもいいと思っているならその価格で売りたいと思うのは当然であって、その消費者余剰を掠め取ろうという戦略がPrice Discriminationだ。


Price Discrimination
にはいくつの段階があって、一つ目は消費者が望む価格を把握して、それぞれに個別の価格を提示するというもの。マンションの販売でなかなか販売価格を明示せず、予算はいくらですか?とか年収は?とか聞いてくるのは、まさにこれ。なるべく払える上限を払わせたいということだ。家電量販店でも表示価格は高めであとは交渉なんていうのもそうだ。ただ、個別の商品を個別に販売するケースはともかく、同じような商品を多数の人にマスで商売するには、個別交渉はコストがかかりすぎる。二つ目は価格設定を定額部分と従量制部分の2つに区分けして価格を決定する方法。電気ガスとか電話料金とか。これならば多く使いたい人からは多く取れるしあまり使わない人からも定額部分だけをとれる。三つ目は顧客をグループ分けてグループ単位で価格を提示するやり方。航空会社のファーストクラス、ビジネスクラス、エコノミークラスとか。価格弾力性が低いグループ(ビジネスマン)には価格を高く設定し、その分グレードを上げる。一方、価格弾力性が高いグループ(レジャー客)には低価格を提示して、その分サービスの質を下げるって戦略だ。 一方、新規参人の脅威がある路線では、ロスを出しても低価格で勝負して新規参人組の排除を目指す。スカイマークなどが参入してきたときに、露骨に競合路線だけ割引運賃を提示したりするやつだ。航空会社としてもこの路線で短期的にロスを出しても新規参入組みを追い出せれば長期的にはペイできる。なぜならば市場を独占できるからだ。


このPrice Discriminationは、独占的な企業でのみ有効な戦略でもある。完全競争市場では企業はプライステイカーなので、価格戦略をとるオプションがないからだ。自らがプライスメイカーであることを利用して消費者余剰を搾り取ったり、独占状態を維持しておく戦略なのだ。なので、電気ガス電話などが例に出るし、航空会社も国内では2社寡占だ。
マンションも競合がたくさんいるようで、実際はそれぞれロケーションが違って、それが重要なファクターなので、価格戦略が可能なのだと思う。

EBE7回目のライブセッション

昨日は、EBE7回目のライブセッション。EBEはこれで最後。今回のテーマはファイナスアセスメントについてってことでいつもよりも参加者が多い。こういう傾向は日本の大学でも、海外の大学院でも変わらないってことか。一番の関心事はやっぱりアセスメントだ。


問題が問うているところの解説とどのように回答していくべきか等々。ポイント絞って、こういった論点をそれぞれ分析して論文に書いていくようにってところか。日本の例が出たところでまた僕の名前が呼ばれていたような。。。

まあ、中間アセスメントがしょぼい点数だったのに忘れずに日本の例示で僕の名前を出してくれるなんてありがたいことです。それとも中間アセスメントがダメだったからヒントをくれたのか。。。

しかしこれからはほかの科目の勉強をしなければならない。特にAFMは試験だし。気がつけば試験まで2週間しかない。いまだにこんなところで僕は大丈夫でしょうか。ちょっと不安になってきた。

 

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