オペレーションストラテジーが定まると、今後は具体的なレイアウトを考えるフェーズになる。コスト競争力を高めることで勝負しようと思うなら、製品を生産する向上の配置も無駄のないレイアウトにしなければならないし、生産する種類も抑えて、同じものを大量生産するシステムを構築しなければならない。トヨタ生産方式は世界的に有名だし、ボーイングのB777の生産ラインはトヨタ生産方式を導入しましたってHPにも載っている。あんな巨大な飛行機を作るラインも飛行機がゆっくり動いて最終組み立てラインの上を動いているっていうシステムで、メカニックはあちこち動き回る必要がないってことで、生産工程を大幅に短縮できているらしい。また、なにか問題を見つけたらすぐに生産ラインを止めるって言うトヨタの有名なルールも導入していて、問題を見つめたらすぐとめて原因を突き詰めるシステムをとっていることもボーイングのHPで説明されている。


生産ラインには大きく分けて、機能別、製品別、セル生産方式などがある。どの方式もメリットデメリットあるけど、重要な点は、製品のライフサイクルは向上自体の寿命よりも短いってことだ。最新のテクノロジーをつんだとんがった製品も、徐々にコモディティ化して大量生産が必要になるし、コストによる競争にもなる。そのときにいつまでも昔からのやり方でコストをかけてぜいたく晶を作るかのように作っていては競争に勝てない。変化に対応するフレキシビリティは最重要項目なのだ。

レイアウトのフェーズになるとやっぱりオペレーションマネジメントはメーカーの経営に関するものだって思いがちだけど、そうでもない。こういった考え方は通常のオフィスでも応用できるものだ。事務職の席順の配置だって、どういう風に書類が回っていくのかを考えて配置されているし(実際は人の好き嫌いで頻繁に席替えを余儀なくされる部署もあるけど。。。)、そういうことを考えるのもクリエイティブだ。