SA3回目のライブセッションに参加。本日のテーマはHuman Behaviorに関することで、ずば抜けた成果は実力か運か、というもの。こういったテーマは非常に面白い。


いろいろな例をとって説明されていたのだけど、要点は、ずば抜けた成果は運によるものが大きい、しかし、人は運を実力と勘違いしやすい、なので、その特性を利用すればよりよい経営に活かすことができるということになる。


特に興味深い例は、カナダのアイスホッケーのもので、トップリーグでプレイする選手の40%は第一四半期生まれというものだ。なぜならばトッププレイヤーになるには小さいころからジュニアリーグに入る必要があるけど、そのジュニアリーグでレギュラーになるにはその学年で優秀でなければならない。でも小さいうちは、数か月の生まれの差は身体能力に与える影響が大きく、結果第一四半期生まれの子が有利になる。で、活躍の場を与えられ、そういうチャンスを与えられた子が将来トッププレイヤーになるということだ。つまり、生まれた月は本来能力に関係ないのにパフォーマンスに影響する。いつ生まれるのかは運しだい、ということだ。


実はこの話、以前前職の同僚との飲み会でも、こういったスポーツやソーシャルサイエンスを研究している友人も同じことを言っていて覚えていたので、今回のレクチャーでも印象に残ったのだ。日本でもやっぱり4月生まれのトップアスリートが多いらしい。


こういったことを知っておくのは経営だけではなく、子育てにも役立つかもしれないね。