IBの特徴の一つは、いままで学習してきたMarketingとかCorporate Financeといった機能別のモジュールとは違い、国際ビジネスという視点で、ビジネス全体を僻撤的にみるモジュールということだ。各機能の知識を統合して、国際的な視点を加えてトレーニングすることになる。


そして、国際ビジネスは、ここまでグローバル化が進んだ現在、必須の科目と言えるだろう。海外に現地法人や支店をもっている大企業はもちろんそうだけど、中小企業だって、グローバル化とは無縁ではない。取引先が海外になることもあるし、顧客を海外に広げることも考えなければならない。日本では特に人口が減少していくし、海外から日本市場に参入してくる企業だっている。もしかしたら、自分の勤めている企業が海外の企業に買収されて上司が外国人になるかもしれないのだ。


一部には反グローバリゼーションのデモなどもあるけど、グローバリゼーションは単に関税の撤廃とかの政策によってだけで起こっているわけではない。技術革新によって人やモノの移動がスムーズになっただけでなくIT革命で情報の伝達が圧倒的に容易になった。つまり技術進歩によるところが大きい。この流れは不可逆的なのだ。なので、反対する時間があったら、それに適応する準備をしないといけない。自分の仕事の競争相手は、隣の席にいる同僚ではなく、地球の裏側にいる人かもしれないのだ。


というわけで、International Businessは非常に重要なのだ。僕が海外に転勤することは今の職場では、多分ないだろうけど、同じ職場にいるとも限らない。グローバル化への対応は必ず必要だ。