Warwick MBA by Distance Learning修学日記

英国University of Warwick(ウォーリック大学)の経営大学院Warwick Business School MBA by Distance Learning コースについて、勉強の日々を綴ります。

2015年12月

P&Dの構成

Semester4の最終アサインメントの提出も終わったので、ゆっくり休憩と行きたいところだけど、PDの準備をそろそろ本格的に始めなければならない。以前書いたスケジュール案にもアサインメント提出後、年内はPDに取り組むぞ、つて書いてあった。その予定通りに動くときが来たのだ。提出までもう8カ月を切っている。


ということで、まず、PD、つまり平たく言うと、修士論文がどういう構成で書くものなのかをおさらいするところから始めていこう。修士論文の構成にはルールがあって、大抵の論文はそのルールに従って構成していくのが一般的なようだ。以下のような流れになる。


まず、introductionということで、修士論文の目的、背景などを紹介。

次にLiterature Reviewというものがあって、既存の論文が、このテーマでどんな研究成果を出しているかをレビューする。ここで重要なのは、単に過去の論文を紹介するだけではなく、この修士論文の目的に合わせて、論理の展開を示す形でレビューするということだ。巨人の肩の上に立つ、という姿勢をここで示すことになる。

それから、Research Methodology。どんな手法で、修士論文で明らかにしたい対象を検証していくかを示す。

そして、Analysis and findings。リサーチした客観的な結果を示す。この部分は、後から検証しやすいように客観的な結果、発見のみ。

そしてDiscussionの項目。発見した客観的結果と、既存の論文のセオリーなどからどのようなこと言えるのか、自分なりの解釈を交えて論を展開していく。

最後にLimitations and Conclusions。自分の論文でさらなる検証が必要な個所などを明らかにしつつ、新たな知見となる結論をまとめる。


おおむねこういう流れなんだろう、と思っている。ただ、博士論文では今まで世の中にない知見を発見することを求められるのに対して、修士論文ではそこまでのことは求められていないと思う。あまり複雑なMethodologyを用いたり、気をてらう必要はなく、正攻法で攻めればいいだろう。ただ、現時点の僕の理解なので、間違っているかも。とりあえずは、この流れを意識しながら、関連する論文を探して読み進めていくことにしよう。

 

IBの最終アサインメント提出

SAに続いて、IBについても課題提出。提出期限は来週火曜日なのだけど、もう解放されたい、っていうことと、PDもちゃんと取り組まねば、というプレッシャーから、もう提出してしまおうと思うに至ってしまった。


ただ、手ごたえがバッチリかというとそうでもない。最初問題を見たときは、IBは簡単そうで、SAのほうが難しそうと思ったのだけど、取り組んでみると全く逆で、IBのほうが書きにくかった。設問がどちらかというとテスト形式の時の問題に似ていて、テストのときはセオリーを書いて、そのセオリーに当てはまる事例を思いつくままに紹介していたのだけど、それだと、事例がなぜ当てはまるのか、分析の深堀が足りないということで点数が伸びなかったのだろうと思っている。なので、今回は個別の事例の数を減らして深堀した分析を書こうと思ったのだけど、そうすると、複数の事例を紹介するには字数が足りないし、ひとつの事例に絞ると、比較できないからやっぱり深堀が足りないことになる。ということで、構成が難しく、最初のドラフトを読んだときには、これはひどい、と思うような出来だった。


なんとか手直ししながら整理したけど、どうもすっきり一本筋が通った論文、というまでには至らず、分析と結論に若干論理の飛躍があるような感じも残る。ただ、いままでの論文とは違う形式にしたので、それがどんな評価を受けるのかは、興味深いところだ。SAIBの結果は1月下旬ごろにわかるかな。それまではPDをがんばろう。

SAの最終アサインメントの提出

11月の中旬から取り組んでいたSAの最終アサインメントをなんとか書きあげて無事に提出した。論文書きながら思ったけど、この第4 Semesterが今までで一番、勉強時間が少ないと思う。慣れてきて力を抜いているのか、それともすべてのオンキャンパスが終了したことでなんとなく終わった気になっているのか。。。


最終アサインメントの構成は、ケーススタディなので、まず、対象企業の選定から。これはなるべく多くの情報を取れるようにということで、最近話題になった企業で、得意な業界から選択。流れは、いままで中小企業診断士のコンサルでもやったのと同じような感じで、外部環境分析、内部環境分析、戦略の方向性の検討、という感じだ。ただ、今回はそれに加えて、ちょっと冒険ということで、ブルーオーシャン戦略を引用して、どのようにブルーオーシャンを探して開拓していくか、までを結構な字数を使って書いてみた。扱った業界が、競争が激しくて旨みがない、というのが常識になっているような業界なので、単純に書いても面白みがないかなということで、試してみたのだけど、これが吉と出るか凶と出るかは、結果を見てのお楽しみ。

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