Warwick MBA by Distance Learning修学日記

英国University of Warwick(ウォーリック大学)の経営大学院Warwick Business School MBA by Distance Learning コースについて、勉強の日々を綴ります。

2014年07月

Marketing Process

マーケティングマネジメントの進め方として、5つのステージがある。一般的にマーケティングというと有名な4Pは、この5つのステージのうちの一部分にすぎない。マーケティングの4Pを知識として知っているだけでは、マーケティングを知っていることにはならないのだ。5つのステージは簡単に言うと、マーケットと顧客を理解するステージ、マーケティングストラテジーを構築するステージ、具体的に商品開発をするステージ、顧客との継続的な関係を強化するステージ、そして顧客から利益を得るステージとなる。マーケティングのSTPというが、ここでいう2つ目のステージとなっていて、4P3つ目のステージということができる。


しかし重要なのは5つのステージの流れをしっかりと把握して、何をしていくかを明確にしていくことだ。第1ステージの顧客を理解することとして、needsWantsdemandsをしっかりと理解することがまず重要だ。これは言葉の定義ではあるけど、経済学でも同様の定義だったので、ビジネス全般で一般的な定義らしい。明確に意味が異なるのでこれを認識しないと、同じ言葉で戦略が立てられない。Needsは単に人間の本質的な欲求が欠乏している状態を指す。喉乾いたとか腹減ったとか。wantsになって初めて具体的な欲求がある状態となる。パンケーキ食べたいとかど-ル飲みたいとかかな。Demandsは経済的に支払い可能な状態の欲求ということで、たとえば、アフリカの孤児がご飯食べたいというのはWantsではあるけど、Demandsではないのだ。どこにDemandsがあるのかを考える上で、この違いを理解していないと、他の人と議論ができず、有効な戦略が立てられないので、すくなくともMBAではこの定義をしっかりと覚える必要がある。

 

Modelingの種類

Modelingには主に4種類あって、DescriptivePredictiveExperimentalそしてoptimizing4つとなっている。まず、Descriptive modelは統計的手法を使って、現状を説明するモデル。Predictive modelはコントロール不可能な外的要因による将来を予測するモデル。これによってマネージャは将来に備えて予めアクションを取っておくことができる。Experimental Modelは他の選択肢をテストするモデル。これによって現状をよりよく知ることができるし、どの選択肢が望ましいかを判断できる。シミュレーターとかが代表例だ。最後がOptimizing modelで、これは何が最適かを示すモデルで現状の改善に役立つ。たとえばファイナンスのコスト分析でどのくらいの数量がもっともコストが安くなるかなどのモデルだ。

これらのモデルの具体的な内容はまさにこれから勉強するので、これ以上はまだかけないけど、重要なことはモデルはあくまで現実社会をシンプルにあらわしたインディケーションにすぎないということだ。モデルがこれが最適と言っているから即、これがベストという結論にはならない。MBAは、モデルを一つの判断材料にするとともに、他の定性的な要因も含めて分析し、判断しなければならない。特にモデルは定量的にあらわすことができるし、現実をシンプルにしているので理解しやすく、モデルの示すとおりにやれば万事うまくいくと錯覚しがちなだけに注意が必要だ。特に僕はモデリングのノウハウがのどから手が出るほどほしいと思っている人間なので、一層モデリングに頼りすぎないように注意しなければならない。

レイアウト

オペレーションストラテジーが定まると、今後は具体的なレイアウトを考えるフェーズになる。コスト競争力を高めることで勝負しようと思うなら、製品を生産する向上の配置も無駄のないレイアウトにしなければならないし、生産する種類も抑えて、同じものを大量生産するシステムを構築しなければならない。トヨタ生産方式は世界的に有名だし、ボーイングのB777の生産ラインはトヨタ生産方式を導入しましたってHPにも載っている。あんな巨大な飛行機を作るラインも飛行機がゆっくり動いて最終組み立てラインの上を動いているっていうシステムで、メカニックはあちこち動き回る必要がないってことで、生産工程を大幅に短縮できているらしい。また、なにか問題を見つけたらすぐに生産ラインを止めるって言うトヨタの有名なルールも導入していて、問題を見つめたらすぐとめて原因を突き詰めるシステムをとっていることもボーイングのHPで説明されている。


生産ラインには大きく分けて、機能別、製品別、セル生産方式などがある。どの方式もメリットデメリットあるけど、重要な点は、製品のライフサイクルは向上自体の寿命よりも短いってことだ。最新のテクノロジーをつんだとんがった製品も、徐々にコモディティ化して大量生産が必要になるし、コストによる競争にもなる。そのときにいつまでも昔からのやり方でコストをかけてぜいたく晶を作るかのように作っていては競争に勝てない。変化に対応するフレキシビリティは最重要項目なのだ。

レイアウトのフェーズになるとやっぱりオペレーションマネジメントはメーカーの経営に関するものだって思いがちだけど、そうでもない。こういった考え方は通常のオフィスでも応用できるものだ。事務職の席順の配置だって、どういう風に書類が回っていくのかを考えて配置されているし(実際は人の好き嫌いで頻繁に席替えを余儀なくされる部署もあるけど。。。)、そういうことを考えるのもクリエイティブだ。

 

トレードオフ

今日から夏休みを終えて仕事復帰。大学院の勉強も再開です。 オペレーションマネジメントでは、5つのPerformance Objectivesの視点が重要って話を先日書いたけど、ここで重要なのはトレードオフの視点だ。すべてがレベルアップしましたって言うのは理想的なようだけど、現実問題そういうことはあまりないし、あったとしても何に比重をおくのかによって何をあきらめるのかという判断は経営判断では非常に重要だ。例えば、コストを重視する経営戦略であれば、バラエティ豊かな商品郡を提供することは難しい。技術革新によって可能だとしても、その技術革新後の世界においてやっぱりどちらをとるのかは常に選択しなければならない。ビジネスの世界では競争があるし、インフラは皆が共通に享受するのだ。 例としては、例えば最近流行のLCCは機材を1機種に統一するし、クラスもオールエコノミーだったりする。ファースト、ビジネス、エコノミーなんてクラスを分けて複数の機種を運行すると、どうしてもコストはかさむのだ。よってどのようなオペレーションをするかというのは経営戦略を反映することになるし、逆にオペレーション上のキャパシティが経営戦略を決定することになる。よく経営戦略策定ではSWOT分析などをするけど、ここで自社の強み弱みを探ることはまさにオペレーション上のキャパシティを分析することが大きな部分を占める。実行可能な経営戦略を立てるために、オペレーションストラテジーは重要になってくる。オペレーションマネジメントと経営戦略はコインの裏表のような関係とも言えるのだ。

OBとEBEの結果

OBEBEの最終アセスメントの結果についても帰ってきた。


OB
については平均点も開示されていて、僕は平均点をやや上回って無事合格。教授のフィードバックでは、僕が参加している20141月入学クラスは、過去と比べて平均点が結構高かったらしく、教授としてもご満悦らしい。確かに過去数年の平均点も開示されたのだけど、低い年では、僕のクラスよりも10点近く低い平均点のときもある。そんな平均点の高いクラスで平均点を上回ったのだからこれは満足していいのだろう。上を見ればきりはないのだけど、自分より優秀な人間がたくさんいる環境でディスカッションを通じた勉強ができて幸せだということだ。


EBE
については、最終アセスメントは自分でもびっくりするぐらい、かなり良かった。これまたクラスの平均点もかなり高めだったけど、僕の点数は結構な上位ではないかな。EBEは僕が有名になってしまった科目なので、面目躍如でほっとしているというのが感想。中間アセスメントがそれほどよくなかったけど、それを吹き飛ばして総合成績も十分に上位に位置している。これは素晴らしい。


そんなわけで今日から1週間夏休みに入ります。夏休み前に無事1学期の合格を確認できて、しかも想像を超えていい結果だったので、晴れ晴れと休みを満喫できそうだ。MBAをやっていると休みなんかないんじゃないのと思われるかもしれないけど、そんなことはない。特にディスタンスラーニングでは自分で時間管理をして時間を作ることも求められているのだ。ちなみに夏休みはどこに行こうかいろいろ考えたけど、今回は、地元の湘南を満喫することにしました。お泊りはなしで、近場でエンジョイします。

 

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