Warwick MBA by Distance Learning修学日記

英国University of Warwick(ウォーリック大学)の経営大学院Warwick Business School MBA by Distance Learning コースについて、勉強の日々を綴ります。

2014年04月

AFMの課題提出

勢いに乗ってAFMの課題も提出した。こちらも成績には関係がないフィードバックをもらうための課題だ。しかし、AFMは最終アセスメントが論文ではなく、試験で決まる。今回の課題はその試験のための練習問題的な意味合いだ。


問題を解いてこれは困ったと気がついた。企業分析のレポート形式なのだ。2000wordsがリミットってなっているんだけど、今ここでやっている課題はともかく、時間制限のある試験で純ドメの僕が2000wordsを制限時間内に書くのは厳しい。しかも与えられた問題を解いていけばいいってわけじゃない。インターネットとかで情報を集めながら問題を解くのだ。英語で知らない企業や業界の情報を探すだけでも一苦労だ。制限時間のプレッシャーの中、そんなことできるか??


AFM
の試験はちょっと変わっていて、24時間のウィンドウの中で試験する。標準的な所要時間は7~8時間って聞いたけど、そういうことだったのか。考えてみれば現在の環境にはマッチしているよく考えらえた試験形式だ。ネットで情報を集めて、それを取捨選択して、分析して、レポートにまとめるのだから。しかし厳しい。僕もそれを意識して課題をやると、2000wordsを書くほどの分析となるととても時間が足りないぞ、と感じた。そのためには当該企業の分析だけではなく、競合他社の財務分析もしないと埋まらないからだ。本当にそこまで必要かな?ということで課題は1200wordsで当該企業の分析にとどめて提出。全部書いちゃうともし回答がいいものでも、フィードバックでgoodだけでは意味がない。具体的に個々の分析が足りないと指摘してもらいたいので、あえて他社の分析は載せなかった。ちゃんと分析しろってフィードバックが来たら覚悟して試験に挑まなければなるまいな。

OBの課題のフィードバック

あっというまにOBの課題のフィードバックが帰ってきた。24時間程度で帰ってきた。規則上は、4週間以内保証、2週間が努力義務って感じなんだけど早い!多分頑張って早く出したから、まだ提出者が少なくて採点者に時間に余裕があったのだろう。やっぱりフィードバック課題は早めに提出が重要だ。

フィードバックの内容は、「選んだテーマはいいけど、英語を改善しなさい」ってところ。OBの難しいところは、まったく予備知識がないところに、自分が選んだ組織の問題点やその背景から説明しないといけないところだ。日本語でも難しいのに、英語でそれをやるのだから、所々意味不明、と言われても仕方ない。しかし、ネイティブチェックを受けることはいいらしい。それは貴重な情報だ。学校で有料のネイティブチェックも紹介してもらえるらしいし、自分の会社の友人とかでもいいらしい。さすがに同級生に見てもらうわけにはいかないので、会社での米国人の友人に頼むかな。


OB
は最終アセスメントはレポートではなく論文だ、WBSの修士レベルの論文だ、と口酸っぱく言われている。これも難しい。EBEAFMはまだグラフを使ったり計算式を書いたりで伝えることもできるけど、OBは基本的に文章だ。グラフなどの代わりになるのは文献や論文からのreferenceということになり、最低でも12referencesって言われている。どうやって12冊も英語の本をこれから読むのだ。。。。

しかしこのフィードバックA42枚にもわたってぎっしりと書かれている。これは大変ありがたい。こんな丁寧なフィードバックはさすがだ。じっくり読んで2回目の提出までにしっかりと反映しておきたい。

Strategic Hell

ミクロ経済学において、完全競争市場というモデルは極めて重要だ。実際には完全競争が成り立っている市場というのは存在しないのだけど、この極端なモデルが複雑な経済環境を分析する上で必須となるのだ。完全競争市場では、個別の企業はprice takerとなり、自らが価格戦略をとることができない。できるのはその所与とされる価格でどれくらいの数量の製品を生産するかというだけだ。この状態をStrategic Hellと呼んでいる。とるべき戦略がないからだ。唯一の選択はコストを切り下げるコストリーダーシップ戦略をとることで、利益を上げることになるけど、完全競争市場では、参入障壁はゼロという前提なので、超過利潤を得る企業が出れば即座に新規参入が表れたり、既存の競合が同様にコストを切り下げたりして、超過利潤はなくなってしまう。

だから、完全競争市場から抜け出すことが重要になるのだ。ただ、完全競争市場は他にも消費者が完全な情報を持っていることや取引コストがかからないこと、など現実には難しい前提を置いている。でも閉じられた空間に限定すると似たような環境にはなる。例えば会社に売りにくる仕出し弁当とか。業者は簡単な許可で出入り自由だとすると、従業員はそれぞれの価格をすぐに比較できるし、どこも似たようなメニューで価格以外に大差がないって話が完全競争市場だ。しかし完全競争市場は企業にとっては望ましくないので、基本的に弁当屋やレストランは「味が違います!」と宣伝して差別化を図るというわけだ。


まずミクロ経済学は完全競争市場のコンセプトをマスターし、それから不完全競争市場、独占・寡占市場を勉強していくということになる。それらは完全競争市場を応用的に考えることで理解できるようになるということらしい。

OBの課題提出

OBの課題を提出した。今回の課題は成績に直接関係するものではなく、チューターのフィードバックを受けることが目的だ。ただ、WBSの構造をだんだん理解してきて、今回の課題は、最終アセスメントの最初の準備段階を兼ねているようだ。最終アセスメントに向けて、取り組むべき対象を特定して、そのケースについて背景や登場人文の詳細をまとめて、自分なりにどのように分析していくかのアウトラインをまとめよ、的な課題だったので、これはいち早くフィードバックを受けることが重要と思い、あわててまとめて提出したわけだ。この課題を最終アセスメント直前になって提出してフィードバックを受けられなかったら意味がない。今回の完成度にはこだわらず、フィードバックを受けた後にしっかりとそれを反映することを重視しよう。そもそも選んでいる内容がいまいちってことになるとゼロからやり直しになってしまう。

スケジュールは先を見越して、成績に直接関係しない課題は早め早めに提出することにしよう。

Powerの源泉

社内において、Powerにはさまざまな形態がある。まず職場におけるPowerにはEpisodic PowerSystemic Powerの二種類がある。前者は、より公式なPowerで課長とか部長になれば部下は基本的にその命令に従うようになる。課長や部長には決定権があると社内の規則に定められているし、人事権もある。命令に背くようなことがあれば人事異動で左遷させられたり、なかなか出世させてもらえないとか、給料が上がらないとか弊害も多くある。後者はもっと非公式な形態で組織に内在しているものPowerでコーポレートカルチャーによる黙示の規範や個人のカリスマ、言葉の定義などもその例といえる。


また、Powerの源泉には、上記のようにそもそも役職が上だからというもの以外にも、カリスマ的な人柄とか、特殊技能を持っているからとか、そういったものもある。他にも報酬や罰を与えられるポジションにあるってのもそうだ。これは組織の中で必ずしも上司に限られないだろう。例えば人事部は人事権があるので、しょ-もない問い合わせはしにくいとか、経営企画部はプロジェクトの決定権があるからエリート部署だとか、コンプライアンス統括部からコンプラ違反とか言われたくないから対立しにくいとか、そういうのがPowerの源泉にもなる。釣りバカ日誌で言えば、はまちゃんのPowerの源泉は社長と仲がいいことと、つり仲間ネットワークでたまに大きな契約を取ってくることだろう。

僕の上司でも、上司や他の部署との折衝が得意な人がいて、その人の下で働いていたときは本当にやりやすかった。僕がこれで行きましょうというとささっと根回しをやっておいてくれている。ロジックを重視するMBA的な人は多分Politicsが得意な人の下で働くほうが成功するかもしれない。ただ問題はPoliticsが得意な人は感情的な人が多いという点だ。理性的でPoliticsが得意という人にめぐり合うのはなかなか難しい。

Power
の源泉には他にも言葉自体が生み出す力というものもある。例えば、成長戦略として議論されている雇用規制の緩和は、反対する勢力に解雇規制の緩和という表現で喧伝されてそういうイメージを広く植えつけてしまった。同じ法案でも名前が変わると印象も変わる。そういった操作を認識することもPoliticsでは重要になる。
ギャラリー
  • Warwick Week 3 帰国日
  • Warwick Week 3 三日目
  • Warwick Week 3 二日目
  • Warwick Week 3 初日
  • ENVC 5日目
  • ENVC 4日目
  • ENVC3日目
  • ENVC 2日目
  • ENVC 1日目
プロフィール

boosterbrain