いよいよMBA開始が近づいたので、コーポレートファイナンスのエッセンスを復習。砂川先生のコーポレートファイナンス入門を読み返して見た。コーポレートファイナンス理論で重要な概念は、現在価値と割引率。要するにお金にかかるコストをしっかりと把握してプロジェクトのGO/No GO判断をする必要がある。そのツールがコーポレートファイナンスということだ。

たとえば、将来の100円と現在の100円は同価値ではないということで、将来の100円を現在の価値に換算するレートが割引率だ。割引率は期待収益率とか資本コストとも言われる概念で、WACCとよばれる加重平均コストで算出される。負債コストと株式コストの加重平均ということだ。負債コストは通常金利として現れる。株式コストはファイナンス理論だとCAPMという数式で産出される。CAPM=金利+β×リスクプレミアムだ。あとはリアルオプションの概念やMMの無関連命題など。ここら辺は昔のブログで何回か書いていた(リンク張っておきました)。昔のブログも読んだ合わせて復讐。


この本は入門となっているだけあって、一日で読める本当のエッセンスだけの本だ。巻末の推薦図書の欄を読むと、さらにファイナンスを勉強したい人は学部生向けのこの本がお勧め、と何冊か載っていて、そのあとに、さらに勉強したい人は欧米のMBAで使われていることテキスト、って紹介されていた。これから僕はMBAを学ぶので、まさにそこまでさらに勉強して大きな上積みをしなければならない。今の時点では選択科目でコーポレートファイナンスを選択するつもりもなく、必修だけだからどこまで勉強するかはわからないけど、それでも大変な労力だけど本当にやり遂げられるかなあ。