このQFDって概念も発案者は日本人らしく、テキストにも頻繁に日本人が出てくる。OMも日本人ならばもっと貢献したいとも思うけど、実務的なバックグランドがないだけに厳しい。中小企業診断士の試験でちょっと勉強はしたものの知識も全然足りないし、やっぱり実務経験がないのは痛い。貢献どころかついて行くのが精いっぱいといったところでテキストもわからないことが多い。英文が読みにくくてやっぱり勘所がない科目は英文も難しく感じるものだ。


QFD
のマトリクスもちょっと過去に習ったような記憶があるだけですっかり忘れていたけど、このマトリクスは確かにいろいろ応用できそうだ。日本で最初に提唱された時は、プロダクトアウトよりもマーケットインの思想がこのQFDには強いので、あまり普及しないうちに欧米では研究が進んだようだ。例えば縦軸にお客様の声、横軸にどのようにそれにこたえるかの施策を取って、重要度やそれぞれの項目の関連から点数をつけていく手法だ。どの項目がもっとも重要なのかが数値化されるのでわかりやすい。


このマトリクスは見た目が複雑そうでとっつきにくいけど、ひとつずつ噛み砕いてみるとそんなに難しいわけではなさそう。現場でのツールだからそんな複雑だと使いこなせないから、たぶん理解できるようになるだろう。身近な例に置き換えて、自分で使ってみるのがよさそうだ。