Warwick MBA by Distance Learning修学日記

英国University of Warwick(ウォーリック大学)の経営大学院Warwick Business School MBA by Distance Learning コースについて、勉強の日々を綴ります。

なぜWarwick Business School(ウォーリックビジネススクール)か①

MBAは世界中で提供されていて、日本にもMBAを提供する大学院は多い。僕がなぜその中からWBSを選んだのか。その理由を以下に記す。


まず、今回のMBAを僕は新しいチャレンジにしたかった。MBAのエッセンス自体は、中小企業診断士や証券アナリストの勉強で学んだので、同じようなことの復習以上のチャレンジとするには、海外のMBAにチャレンジしたかったのだ。もちろん、日本にも一橋や慶応のような優れたMBAは多くあり、それらはいままでの資格試験よりははるかに高度で得るものも大きいと思う。ただ、僕は幸運にも、会社の研修を通じて、一橋大学のICSと提携した1週間のミニMBAコースを受講したし、早稲田大学のファイナンスMBAコースの授業も出たことがある。教授陣の品質の高さには本当に驚いたけど、ただ既に経験をしているとも言える。新しいチャレンジである以上、ゼロからスタートを望んだのだ。


一方、日本で学べる海外の提携大学院という手もある。BBTなども海外の大学院の学位が取れるコースもある。でも僕は、やっぱりチャレンジとして、だれかに入学をサポートしてもらう提携大学院ではない、海外のトップスルークを選びたかった。


日本を拠点に働いているのに、日本での人脈が気付けないことは海外DLなどのオンライン教育のデメリットだ。日本のMBAでは人脈を形成できるというメリットがある。一方、海外の大学院だとグローバルな人脈が気づけるかもしれない。
そんなグローバルな人脈っていつ役に立つのかという話も実際問題あるかもしれないけど、目標を高く持てば、その人脈はやはり大きなメリットだ。

なぜMBAか

37才にもなってなんでいまさらMBAなの?とはよく言われる。一般的なMBAのイメージって、20代前半の若手がコンサルタントや投資銀行などを目指して、或いは将来の起業を展望に入れて学ぶってイメージだからだ。そのイメージだと、確かに僕は年食っているし、すでに金融機関に勤めて、国際交渉や金融プロダクツを扱った経験もそれなりにあるから、なんで?と思われるのだと思う。さらに言えば、日本版MBAと一部では喧伝されている中小企業診断士や金融業界の登竜門的な証券アナリストの試験にも合格しているので、実践だけに偏っているわけでもなく、理論的な知識もそれなりではないかと思える。

でも僕は、MBAは単なる知識の吸収ではなく、学ぶ人それぞれのモチベーションや問題意識、学び方によって得るものもそれぞれ変わってくるものだと思っている。僕の感覚だと、むしろ20代前半より、業務経験やマネージャーの経験を積んだ後の30代半ばくらいのほうがMBAには向いていると思っている。学ぶモチベーションが明確だからだ。20代前半で会社でMBAに派遣される人は、恵まれているけど、なんとなくすごしてしまい、後からもっと勉強すればよかったと後悔する人も多いと思う。


また、欧米のエクゼクティブは、産学官を行き来しながらキャリア形成している人が多い。企業や政府機関のトップは博士号を持っていたり、それぞれ政府高官の経験や企業トップの経験もある。僕は最初の仕事が「官」で、次に「産」の銀行勤めなので、ここらで「学」でしっかりと学びたいと思ったのだ。独学で中小企業診断士や証券アナリストも勉強して、常に理論と実践の両輪をバランスよく強化することを念頭にいままでも念頭においてやってきたつもりだけど、「学」の経験があります、というにはやっばり学位というものの重要性も感じる今日この頃。学位の存在によって選択肢が広がることもある。


そんなわけで実質的な理由のほかに、若干の形式を望む気持ちもあって、MBAを目指すということに至ったのです。

エッセイの作成

WBS(ウォーリックビジネススクール)のエッセイの課題は、僕が受験した際は、全部で6間。文字制限は300wordsというのが大半で、1間1000wordsという長編があった。設問はあんまり具体的に書くわけにはいかないだろうから、ざっくり言うと、オーソドックスで、自分の強みだったり、いままでの成果だったり、キャリアゴールだったり。ビジネス上の想定問題で自分だったらどうするか、というのも出題された。これが長編問題。エッセイには年明けから取り掛かって、3月末に完成。約3ケ月間の推敲を重ねて洗練させていきました。

僕が心がけたのは、まず、構成。TOEFLのWriting Sectionの解き方で学んだ論文の書き方に沿って構成を作る、というものだ。結論一本体一結論の順番で、本体ではそのように考える理由や具体例を示すというやつだ。また、6間を上手に役割分担して同じことを2度重ねて言わず、相互に補完関係になるようになるべく多くのことを表現することも心がけた。さらには、僕は転職経験があり、最初の職場で7年半、次の職場で8年という経験なので、過去の経験から成し遂げたことおよび得たことは、両方の職場からほぼ均等になるように表現した。環境が変わっても成果を出してきたということをアピールしたかったからだ。

また、今は銀行員であるけども、単なる銀行員ではMBAの世界では非常に一般的過ぎて面白みがまったくない。MBAは学生にダイバーシティも求めているので、自分がMBAでユニークな存在になれることを前職の経験を絡めて示したかったのだ。さらに、自分の成長とキャリアゴールの一貫性を示すため、なぜ転職したか、そしてなぜいまMBAを目指すのかを一つの最終キャリアゴールに向けて一貫性があることをアピールした。 長期プランの中でこのMBAがどうしても必要なんだ、と。理論と実践の両輪を得ることで僕のキャリアプランは完成して、世の中に貢献できる人材となるのだ、というのが一貫したトーンでした。

 MBA受験の準備は一人でしていたので、誰から指導を受けることもなく、ネイティブチェックを最後に受けることもなく提出したけど、結果は合格なので、やり方は間違っていなかったようだ。
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